東京音風景 -Tokyo Sound Scape-

東京の土地に根付く地域の音に焦点を当て、そこから地域の空気感、歴史、行き交う人々を感じてもらう。すこしの間、目をつむってもらい、耳から東京各地を巡るコンテンツ。

東京にいま住んでいる人には、“音”から、地域ごとの魅力の発見を。
東京に昔から住んでいる人には、“音”から、時代とともに変わりゆく地域への気づきを。

<音候補>
それぞれの地域性を持ち、空気感・風景が感じられる音をピックアップ。

・台東区 浅草酉の市
締めの音や歓声など。下町に残る人々のにぎわいが感じられる。

・大田区 工業地帯町工場
町工場の削る。切る音。叩く音。日本を支える工場地帯のものづくりの空気ある。

・渋谷区 スクランブル交差点
人が行き交う音や宣伝トラックの雑踏。世界最大の交差点として、 1回の信号で1000人近くの人が通ると言われる。

・荒川区 河川敷
散歩をしている時には気づかない、草野球の音子供たちの声。どこか懐かしく、のんびりとした気分を味わえる。

・中央区(江東区) 築地市場
マグロ競りの掛け声の音。独特の掛け声でここでしか見られないセリの様子が感じられる。

・豊島区 巣鴨地蔵通り商店街
お店の呼び込みや店員さんとお客さんの会話など。「おばあちゃんの原宿」と言われるほど、高齢者の生活が根付いている。

・中野区 中野ブロードウェイ
店のBGMやゲームセンターのBGMなど。「サブカルチャーの聖地」「オタクの楽園」等といわれ、マニアックな魅力が感じられる。

・渋谷区 原宿竹下通り
若者の会話やお店の呼び込み、外国人のキャッチやclub系の店内BGMなど。カワイイ文化など流行の発信地として有名。

・千代田区 神保町すずらん通り
東京の中心にありながら、静けさが特徴。世界一の本の街として、本が好きな人や学生が集まる。

・世田谷区 等々力渓谷
川のせせらぎ小鳥の鳴き声。世田谷の住宅地の中に潜む自然が感じられる。

・新宿区 新宿駅東口前
駅からあふれ出る人混み。人の多さはギネスにも認定されるほど。

・吉祥寺 ハーモニカ横丁
懐かしい雰囲気漂う飲み屋街ならではの、雑多な会話ギター流し。細い路地の中には、100軒近くのお店がひしめく。

・港区 新橋SL広場
サラリーマン・OLの会話やSLの汽笛。新橋を代表するモニュメント。待ち合わせ場所として利用され、新橋で働く人の喧噪が感じられる。

・台東区 上野アメヤ横丁
店舗の威勢のいい叩き売りの声。闇市の面影を残す、活気と歴史のある商店街。

・阿佐ヶ谷ジャズストリート
バンドの音色など。1995年より地域ボランティアによって始まった阿佐ヶ谷ジャズストリートは、街中がジャズであふれる都内唯一の街。

・世田谷区 駒沢公園
スケボーを練習している音など。都内のスケートボードの練習場所になっている。