江戸時代から世田谷区近辺で多く栽培される大根。一度は生産されなくなったものの、1997年から再開されている。水分が少なくて甘みが強く、煮崩れしにくいので煮物に良いとされる。
江戸時代の元禄年間から現在の練馬区で栽培が始まり、享保年間に定着した。たくあんにするととても美味しく、また辛味が強いため大根おろしに利用される。
清瀬地域で2009年から新しいブランドとして品種登録された。ニンジン特有の臭みが少なく、みずみずしい甘みが特徴。生、ジュース、炒めものなど様々な調理法で食べられる。
江戸時代から品川周辺で栽培されている長カブの一種で大根の様に長い。2012年から食育を目的とした品評会が開催されている。青臭さやエグみが少ないため色々な料理に使用できる。
戦後の敗戦や当時流行っていた野菜の病気で練馬大根の代わりに生産されたのがはじまり。キャベツの生産量は現在、東京都で練馬区が最も多い。食感は軽く、甘みもある。
1965年頃から江戸川区で栽培が始まったが住宅化が進み、生産量は減少している。近年では小金井市も生産を始めた。若採りをして芯の部分を食していたのでしんとり菜と名が付いた。
江戸時代に徳川八代将軍吉宗が食して、小松菜と名付けた。現在も江戸川区にはビニールハウスが多く、全国でも上位の生産量を誇る。冬場に霜が降りると甘みが増して美味しくなる。
1957年に三鷹市西洋野菜研究会が設立され、ブロッコリーが生産され始めた。ブロッコリーにはカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄、食物繊維などが多く含まれている。
三鷹市では1955年頃から生産が始まり、長い歴史で培われた生産技術で高品質のものが出荷されている。オレンジカリフラワーはビタミンAが普通のカリフラワーの20倍含まれている。
江戸時代の元禄年間に現在の北区滝野川付近で栽培と品種改良が行われ滝野川ごぼうが生まれた。特徴はその大きさで、80センチから1メートルにも及ぶ。食べると筋っぽさがなく、柔らかい。
伊豆大島と伊豆半島の間の海域では脂ののった金目鯛が獲れ、地金目と呼ばれている。地金目は高級魚として取引される。刺身や煮つけ、しゃぶしゃぶにするととても美味しい。
伊豆諸島周辺で水揚げされるキントキダイ。平安時代の武士、坂田金時の鎧の赤色に見立てて名付けられた。身が引き締まった美味な白身魚で、刺身、煮つけなど様々な料理で食される。
栽培が始まったのは1978年。三鷹の気候と土壌は生産量世界一位のニュージーランドロトルワとそっくりで栽培に適している。現在40軒近くの農家が生産しており、ジャムやワインも作られている。