風流の材料は
そこにもここにも
高尾山へ俳道修行の
旅に出よう

  • 作品

    高尾紀行

  • 作者

    正岡子規

  • 地域

    新宿区・八王子市

01
新宿駅

東京都新宿区新宿3ー38ー1
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01 新宿駅

このスポットについて

正岡子規は、例の翁(年齢が二十歳上の弟子「内藤鳴雪」)と、俳句の修行をしようと二日間の旅に出ます。十二月七日朝から二人は新宿へ向かいました。そこで鳴雪が詠んだ句です。

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01 新宿駅

きぬ/″\に馬叱りたる寒さかな

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02
八王子駅

東京都八王子市旭町1
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02 八王子駅

このスポットについて

汽車で八王子を目指す二人は、車窓からみえたものについていくつかの句を詠みました。途中の荻窪では当時、牛の鳴き声が聞こえていたのですね。

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02 八王子駅

荻窪や野は枯れはてゝ牛の聲

鳴雪

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03
金比羅台

東京都八王子市高尾町
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03 金比羅台

このスポットについて

高尾山を登りながら寒い中にも春を感じていた二人は、木の間から八王子の人家を見下ろします。どのあたりで見下ろしていたのかはわかりませんが、ここ金比羅台からは八王子の市街を含め東京都心方面を一望できます。

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03 金比羅台

目の下の小春日和や八王子

鳴雪

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04
高尾山薬王院

東京都八王子市高尾町2177
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04 高尾山薬王院

このスポットについて

二人は山中にある薬王院を参拝します。この寺院では山岳信仰の飯縄大権現を奉っています。

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04 高尾山薬王院

ぬかづいて飯繩の宮の寒きかな

鳴雪

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05
高尾山頂

東京都八王子市高尾町2176
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05 高尾山頂

このスポットについて

ついに山頂に到着です。子規は、うしろは富士山、前方は関東平野が目の力が届かないくらい広がっていると記しています。そこで詠んだ句がこちらです。

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05 高尾山頂

凩をぬけ出て山の小春かな

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寄り道スポット
大見晴亭

東京都八王子市高尾町2176
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[営業時間]10:00~16:00
[定休日]木曜日、他不定休(天候による)
※営業時間、定休日は変更となる場合がございます。

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大見晴亭

このスポットについて

山登りお疲れさまでした。山頂にはいくつかお店がありますが、こちらは山頂広場の中でも一番高い場所にある茶屋です。しっかり休んで下山に備えましょう。作中には帰り道について詳しい描写はありませんが、行きとは違うルートでおりてみるのも新しい発見があって楽しいですよ。

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06
新宿駅

東京都新宿区新宿3ー38ー1
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06 新宿駅

このスポットについて

二人が再度新宿駅へ辿り着くころには雨が降り出していました。俳道修行の旅はここで終わりますが、子規は帰宅後に客人から旅路の絶景について聞かれます。この旅で子規が一番注目した意外なあるものとは?本編でご確認ください。

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06 新宿駅

新宿に荷馬ならぶや夕時雨

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題材紹介

高尾紀行

正岡子規

俳人・正岡子規が俳道修行のために弟子の内藤鳴雪と高尾山を登頂したときのことを綴った短編作品。新宿から汽車に乗り、八王子までやってきた子規は高尾山からの景色を楽しみながらさまざまな句を世に残す。

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