名前も知らない
あの子に惹かれていく

  • 作品

    三四郎

  • 作者

    夏目漱石

  • 地域

    文京区

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東京大学 弥生門

東京都文京区弥生2ー4ー5
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[開門時間]大扉:7:00~18:00、小扉:6:00~24:30
※土日祝は小扉のみ開門しています。
詳細は公式サイトをご確認ください。

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01 東京大学 弥生門

このスポットについて

上京し、東京の喧騒に圧倒されてふさぎこむ三四郎ですが、同じ大学で同郷の野々宮くんを訪ねてみることにします。この門をくぐって旅をスタートさせましょう。

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01 東京大学 弥生門

休暇中だから理科大学を尋ねても野々宮君はおるまいと思ったが、母が宿所を知らせてこないから、聞き合わせかたがた行ってみようという気になって、午後四時ごろ、高等学校の横を通って弥生町(やよいちょう)の門からはいった。

夏目漱石『三四郎』より

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02
三四郎池

東京都文京区本郷7ー3ー1
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02 三四郎池

このスポットについて

大学構内にある、自然たっぷりの池です。本来は庭園が育徳園、池は心字池という名前ですが、『三四郎』でここを舞台としたため、「三四郎池」と呼ばれるようになりました。野々宮くんと研究室で別れ、三四郎はこの自然豊かな池で休むことにしました。しばらくして女性二人が近くを通り過ぎるのですが、なぜか三四郎はそのうちの一人が気になります。これがヒロイン美彌子との出会いでした。

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02 三四郎池

三四郎は池のそばへ来てしゃがんだ。
非常に静かである。電車の音もしない。

夏目漱石『三四郎』より

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03
東京大学 総合図書館

東京都文京区本郷7ー3ー1
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[開館時間]9:00〜17:00(最大30分間)
※見学は平日のみで予約制です。
詳細は公式サイトをご確認ください。

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03 東京大学 総合図書館

このスポットについて

大学の友人、与二郎に勧められて三四郎が訪れたのは図書館でした。どの本も誰かが読んだ形跡があり、驚く三四郎は、それからというもの講義を減らして入り浸りました。

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03 東京大学 総合図書館

すると与次郎は、「これからさきは図書館でなくっちゃもの足りない」と言って片町(かたまち)の方へ曲がってしまった。

夏目漱石『三四郎』より

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寄り道スポット
喫茶 金魚坂

東京都文京区本郷5ー3ー15
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[営業時間]平日:11:30~21:30(Lo21:00)、
土日祝:11:30~20:00(Lo19:30)
[定休日]年末年始、月曜、第3火曜日
※詳細は公式サイトをご確認ください。

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喫茶 金魚坂

このスポットについて

つぎは東京大学の外へ向かいますが、その前にこのあたりでひとやすみしませんか。東京大学周辺にはすてきな喫茶店がたくさんあります。そのひとつである「喫茶 金魚坂」は、作中に登場するわけではありませんが、釣り堀も楽しめるユニークな喫茶店です。

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寄り道スポット
コーヒー リオ

東京都文京区本郷5ー23ー14
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[営業時間]10:00~15:00
[定休日]日曜日、祝日

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コーヒー リオ

このスポットについて

こちらも、作中に登場しているわけではありませんが、レトロな雰囲気が心地よくてゆったり過ごせますよ。

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04
かねやすビル

東京都文京区本郷2ー40ー11
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※現在は営業しておりません。

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04 かねやすビル

このスポットについて

池で出会った女性(美彌子)が忘れられない三四郎は、野々宮くんが買ったリボンを彼女がつけていたことから親密な関係なのではないかと思い、心がざわつきます。現在「かねやす」は閉店していますが、シャッターと看板を見ることができます。

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04 かねやすビル

三四郎の頭の中に、女の結んでいたリボンの色が映った。そのリボンの色も質も、たしかに野々宮君が兼安(かねやす)で買ったものと同じであると考え出した時、三四郎は急に足が重くなった。

夏目漱石『三四郎』より

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05
本郷座跡

東京都文京区本郷3ー14
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05 本郷座跡

このスポットについて

三四郎はハムレットを観るため本郷座を訪れますが、美彌子も来ているときいて演目に集中できません。そんな三四郎のもどかしい恋心はどうなるのでしょうか。旅はここで終わりですが、三四郎の恋の行方はぜひ本編でお楽しみください。

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05 本郷座跡

来ているはずの人はどこにも見えない。本当をいうと演芸中にもできるだけは気をつけていた。

夏目漱石『三四郎』より

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題材紹介

三四郎

夏目漱石

夏目漱石の『それから』『門』に続く3部作の第1章にあたる青春文学。九州の田舎から東京の大学へ出てきた小川三四郎の、都会のさまざまな人との交流や恋愛模様を描く。

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