時雄、女学生へ続く
三十分間の道
-
作品
蒲団
-
作者
田山花袋
-
地域
千代田区・新宿区
【このプランについて】
芳子からの手紙を受けた時雄が激昂した状態で芳子の下宿先へ急ぐ道筋を再現したプランです。 妻を置いて芳子の元へ急ぐ時雄は「人間ほど儚(はかな)い情(なさけ)ないものはない。」(田山花袋『蒲団』より)と、自らの心をどこか冷静に語るのでした。
- 時雄はその蒲団を敷き、夜着をかけ、冷めたい汚れた天鵞絨の襟に顔を埋めて泣いた。
- 田山花袋『蒲団』より
※歩きスマホに気をつけましょう
道順
- 所要時間:
- 約1時間半
-
01矢来公園
新宿区の東側に位置する矢来町の公園です。
-
02中根坂
この坂の西側に旗本・中根家の屋敷があったことが名前の由来です。
-
03佐内坂
この坂を上ったところに軍士官学校がありました。
-
04陸軍士官学校跡
(市谷八幡宮 裏参道)市ヶ谷は色濃く戦争の影響を受けた土地でもあります。
-
05市谷亀岡八幡宮
この神社では、鶴岡八幡宮(鎌倉)の分霊を祀っています。
-
BunCoffee Byron Bay
現在の千代田区五番町にあるオシャレなカフェです。
※歩きスマホに気をつけましょう
題材紹介
蒲団
田山花袋
私小説の先駆けであり自然主義文学の代表作。主人公である作家の竹中時雄は弟子である女学生の芳子に恋心を抱いてしまう。妻を持つ身で許されないとわかっていながらも、その想いを抑えることの出来ない時雄の葛藤を赤裸々に描く。