偶然が終わらせた恋

  • 作品

  • 作者

    森鴎外

  • 地域

    文京区・台東区

【このプランについて】

偶然が起こした儚い恋を、岡田の散歩道を歩きながら感じませんか。

いつも薄紅ににおっている岡田の顔は、確に一入(ひとしお)赤く染まった。そして彼は偶然帽を動かすらしく粧(よそお)って、帽の庇(ひさし)に手を掛けた。女の顔は石のように凝っていた。そして美しくみはった目の底には、無限の残惜しさが含まれているようであった。
森鴎外『雁』より

※歩きスマホに気をつけましょう

道順

所要時間:
約2時間半
  1. 01東京大学 南研究棟

    岡田と僕の下宿先です。

  2. 02上野広小路

    岡田が毎日のように覗いていた古本屋があった場所です。

  3. 03仲町通り

    お玉が名刺を作った場所です。

  4. 04湯島天満宮

    岡田の日々の散歩道です。

  5. 05臭橘寺(麟祥院)

    岡田の日々の散歩にはもう1つのコースがありました。

  6. 06不忍の池

    岡田とお玉の運命を変える、雁を射止めた場所です。

  7. 07無縁坂

    岡田に恋するお玉が住んでいた場所です。

※歩きスマホに気をつけましょう

題材紹介

森鴎外

散歩中に岡田に一目ぼれしたお玉。どんどん気持ちを募らせるも、偶然がいくつも重なり合ったことで最後のチャンスさえも逃してしまう。「雁」「サバの味噌煮」がキーワードとして知られる、森鴎外の恋愛作品。