荷風の愛した玉の井
今はなきおもかげに出会う
-
作品
濹東綺譚
-
作者
永井荷風
-
地域
墨田区
【このプランについて】
荷風は自らの分身として生んだ主人公を玉の井の街に通わせ、1つの切ない恋物語を書き綴りました。 物語の中に潜む当時の街並みの独特な雰囲気や美しさが顔をのぞかせる瞬間が、現代にもあるのではないでしょうか? さあ、迷宮に足を踏み入れてみましょう。
- 濹東綺譚はここに筆を擱(お)くべきであろう。
- 永井荷風『濹東綺譚』より
※歩きスマホに気をつけましょう
道順
- 所要時間:
- 約1時間半
-
01東向島駅
主人公は小説の取材のために色街玉の井(現在の東向島)へ足を踏み入れます。
-
02願満稲荷
作中で迷宮(ラビラント)と表現される玉の井。ここに荷風の書いた地図が掲示されています。
-
03東清寺
主人公はお雪に話を聞いたことで、東清寺の祠を参詣します。
-
04隅田湯
主人公とお雪の出会いの場所です。
-
05墨田三丁目交番
主人公は事情があり、交番の前を通るのを避けていました。
-
06玉の井カフェ
地元の住人に愛され続けているブックカフェです。
※歩きスマホに気をつけましょう
題材紹介
濹東綺譚
永井荷風
玉の井を舞台に小説家である主人公と娼婦のお雪の恋愛模様を描いた荷風の最高傑作。主人公は荷風自身の分身ともいわれている。当時の風景が鮮明に浮かぶような描写が美しい作品。