あの場所の裏手の景色を
あなたは見たことが
ありますか

  • 作品

    秘密

  • 作者

    谷崎潤一郎

  • 地域

    中央区・台東区

【このプランについて】

"普通"に飽きてしまった「私」が町の裏手を見たり、女装をして繰り出したり、目隠しをして赴いたりしたように、よく知る東京をいつもと違う視点で歩くプランです。

東京市中は隈なく歩いたようであるが、いまだに子供の時分経験したような不思議な別世界へ、ハタリと行き逢うことがたびたびあった。
谷崎潤一郎『秘密』より

※歩きスマホに気をつけましょう

道順

所要時間:
約3時間
  1. 01雷門

    彼女の住居まで目隠しをして連れていかれる際の待ち合わせ場所です。

  2. 02浅草寺の本堂(観音堂)

    よく行くのに裏手の景色を知らない、「私」がそんなことを思い返した場所です。

  3. 03オペラ館跡

    主人公が女装をしたまま繰り出した場所です。

  4. 甘味茶房 菊丸

    あんみつやかき氷を楽しめる甘味処です。

  5. 04左衛門橋

    「私」にとって近くに来たことはあるのに一度も渡ったことのない橋です。

  6. 05旧跡 両国広小路

    T女の住居の場所を知りたくて仕方のない主人公が探し当てた場所です。

※歩きスマホに気をつけましょう

題材紹介

秘密

谷崎潤一郎

かつて関係を持ったT女は、逢瀬を繰り返すも住居を明かさない。それに堪えきれなくなった彼は、ついに行動を起こすが――。日常に刺激を求め、女装して出かけたり、目隠しをしてT女の家に向かったりする描写は、「私」のスリルを楽しむ様子が描かれている。